
ゆうくん きょうりゅうのくにをいく
あなたにおくる おはなしえほん
ジョーゼフ・フィッタント作
あき よしこ訳
ヴァレリー・ウェブ画
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山田祐介 さま
これは あなたのために
とくべつに つくられた おはなしのほんです。
おたんじょうびおめでとう
おそとでげんきにあそぼうね
2007年11月11日
おかあさんより
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 ゆうくんは 4さい。
ふとんのなかで、ねがえりをうって ゆっくりとめをあけました。でも、すぐに めをつぶりました。
「まさか! ユニコーンのはずがない!」
ゆうくんは いま みたものが しんじられなかったのです。
もういちど おそるおそる めをあけてみました。
そのどうぶつは やっぱりいました。
「おはよう、ゆうくん。きょうは きみの ねがいごとをきくために ここに やってきたんだよ」
ユニコーンは ささやきました。
「・・・・・・えーっと、 ・・・・・・そうだ! きょうりゅうのこと、もっとしりたいんだけど・・・・・・」
ゆうくんは こたえました。 |

「そんなことなら、まかせといて!
これから、きょうりゅうのくにへ
つれていってあげるよ。よういは いい?
さぁ、しっかりつかまって!」
ゆうくんをのせた ユニコーンは、
おおぞらに とびたちました。 |
 ゆうくん と ユニコーンが
ついたのは、うつくしい みずうみの ほとりです。
とってもおおきなアパトサウルスが、
「やぁ」と こえをかけてきました。
「ぼくのからだは、バスよりおおきいでしょ。
すきなたべものは、みどりの はっぱなんだ」
ゆうくんが なまえをきくと
「ないんだ」
きょうりゅうは かなしそうに こたえました。
「じゃ、なまえをつけてあげる。
ミスター・ビック ってどう?」 |
 「ねえ、みて!
あのやま、ひをふいている!」
ゆうくんは、
みずうみのむこうを ゆびさしました。
「ああ、あれは かざんだよ。
まわりをみてごらん。
きょうりゅうのくにには かざんや ぬまや
ジャングルが、あちこちにあるんだよ」
「ほんと、すごくあついね」
ゆうくんが いいました。 |
 そこへ、ステゴザウルスが あらわれました。
「みて! せなかのキザキザ!」
ゆうくんはさけびました。
「あれは ほねのいたで できているんだ。
ステゴザウルスは あのギザギザで
じぶんのみを まもったり、
あそこから たいようのねつをとりいれて
からだを あたたかくするのさ」
ユニコーンが おしえてくれました。 |
 ゆうくん と ユニコーンは、
うすぐらいジャングルへ はいっていきました。
かわったかたちのむしや、いろいろなきょうりゅうが
たくさんいました。
あるきまわっていると、とおくから
ビシャビシャと おおきなおとが きこえてきました。
「あんなに おおきなおとを たてているのは
だれだろう?」
ゆうくんは つきとめたくなりました。 |
 そんなに とおくないところで、
ティエラノサウルスに であいました。
この きょうりゅうは はが おおきくて、
がんじょうなうしろあしで たっていました。
ふといしっぽが からだのささえに なっています。
「あんなに おおきなおとを たてていたのは、
きみだったの!
ちょっとうるさかったから、
ノイジィーっていうなまえを つけてあげる!」と、
ゆうくんは いいました。
「いま こんなことをしているなんて、
すぐるくんや、まいちゃんや、ようへいくんに
しんじてもらえるかなぁ・・・・・・」
ゆうくんは おもいました。 |
 きがつくと ユニコーンが ないていました。
「どうしたの?」
ゆうくんが ききました。
「きょうりゅうたちには なまえをつけてあげたのに、
ぼくには つけてくれないんだもん」
ユニコーンは しょんぼりしています。
「ごめん、ごめん。
そうだ エーリエルなんて どう?」
ゆうくんが いうと
「いいね!」
ユニコーンが にっこりわらいました。 |
 とつぜん、ねことおなじくらいの おおきさの
コンプソグネイサスが
ゆうくんたちの よこを かけぬけながら
さけびました。
「ぼくに ついてきて! いいもの みせてあげる」
「はやくはしれるから、
ライトニングって よんでもいいかい?」
と 、ゆうくんは いいながら
エーリエルと いっしょに すごいスピードで
ライトニングのあとを おっていきました。 |
 やすみなく どんどん はしっていくと、
ごつごつした いわが そそりたっていました。
ライトニングが がけのうえのすを
みせてくれました。
なかには テルーダクティルスのこどもが
3びき いました。
「だれの こども なのかなぁ?」
ゆうくんは おもいました。 |
 「わたしだよ」 と いうこえが、そらから きこえて
テルーダクティルスが すがたを あらわしました。
ゆうくんは
そらをとべるトガゲが いるなんて
おもっても みませんでした。
「デッキーという なまえにきめた!」と、
ゆうくんは おもいました。
デッキーが すに おりてきました。
エーリエルが デッキーと
なにか はなしを しています。 |
 エーリエルが ゆうくんに
「そろそろ いえに かえるじかんだよ」 と、
いいました。
ゆうくん、エーリエル そして
デルーダクティルスは きょうりゅうのくにを
みおろしながら、うつくしいみずうみまで
まいもどってきました。
「なにが あるんだろう?」
きょうりゅうたちが テープやふうせんで きしべを
かざりつけています。
「なにが はじまるの?」
ゆうくんが きいても、
エーリエルは こたえてくれません。 |
 ちじょうに おりたつと、
ペントセレープスが あいさつにやってきました。
ゆうくんが すばやく かぞえると、
ペントセレープスのあたまには つのが 5ほん。
「なまえは ペンティーだ!」
ゆうくんは きめました。
「わたしと いっしょに きてください。
あなたを びっくりさせることが あるんです。」
ペンティーは いいました。 |
 きょうりゅうたちが おおきなケーキを
とりかこんで います。
「だれのケーキなの?」
「ゆうくん、きみのだよ!」
きょうりゅうたちが こえをそろえて いいました。
エーリエルと きょうりゅうたちは、
ゆうくんが
いえに かえるじかんになったことを
しっていたのです。
だから みんなは ゆうくんに
じぶんたちのくにで すごした
きょうのことを おぼえていてほしくて
パーティーを することにしたのでした。 |
 パーティーが おわると
ティエラノサウルスのノイジーが いいました。
「ゆうくん ざんねんだけど
もう たかちほだいに かえるじかんだよ」
ゆうくんは、まだかえりたくありません。
でも、すぐるくんや、まいちゃんや、ようへいくんが
しんぱいするし、
みんなに きょうりゅうの くにでの ぼうけんを
はなしたくて たまりませんでした。 |
 ゆうくんを いえまで
おくってくれたエーリエルが、いいました。
「きみと いっしょで ぼくも たのしかったよ」
ゆうくんの へやに
もらったケーキが ひとつと、
ともだちになったきょうりゅうたちの
サインのはいった カードが ありました。
「このケーキを
すぐるくんや、まいちゃんや、ようへいくんと
いっしょに たべて、
この ぼうけんの はなしをするね。
さようなら。エーリエル。
ぼくの ねがいを きいてくれて
ほんとうに ありがとう」 |
ゆうくんが
ユニコーンにあったら おねがいしたいこと
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